奨学金破産の実態 親で自己破産もあるの??

高校、大学、大学院に進学の際に、奨学金制度を利用して学費を借りる事ができますが、今奨学金を返せないで自己破産に陥る方が増えている事も問題視されているようです。

また、本人だけでなく連帯保証人となった親や親戚まで一緒に自己破産に陥るケースもあるんだとか。

ここでは、奨学金制度の現実と自己破産に至る実態についてご紹介します。

奨学金とは

奨学金制度は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が、経済的な理由で修学が困難な学生に対して、安心して学べるように「貸付」または「給付」する制度を言います。

貸与型の奨学金

奨学金の貸与は、大学院、大学(学部)、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)の方に対して、「第一種奨学金(無利息)」もしくは「第二種奨学金(利息付)」で貸付するものです。

返済は、奨学金の貸与が終了した月の翌月から7ヶ月後から始まりますので、学生時代に返済をする事はなく、卒業後に就職してから返済をはじめる事になります。

返済方法は、月賦返還もしくは月賦・半年賦併用返還いずれかの方法になりますが、毎月27日に口座振替で返済を行います。

毎月の返済額については、返済シミュレーションを行う事が出来ますので、こちらで毎月の返済額を確認する事が出来ますが、定額もしくは収入に応じた返済シミュレーションが可能です。

給付型の奨学金

奨学金の給付には、「国内奨学金」と「海外留学奨学金」とがありますが、国内については経済的に困難な状況にある低所得の生徒に対して、大学等への進学を後押しすることを目的で奨学金が支給されますが、所定の手続きを行う必要があります。

奨学金を延滞した場合

上記のように学費の支援を得られる奨学金は、とてもありがたい制度なのですが、奨学金を延滞した場合には、本人や連帯保証人、保証人に対して連絡を行う事になっていて、文書や電話による督促行為も合わせて行う事になります。

また、延滞した際には、年率2.5%もしくは5.0%の延滞利率がかかってきます。

連帯保証人もしくは保証人についてですが、奨学金を申込する際に、

  • 人的保証
  • 機関保証

のどちからで保証人を付ける必要があります。

人的保証には、

  • 父母の場合は連帯保証人
  • おじ・おば・兄弟姉妹等は保証人

となる事になります。

また、機関保証の場合は「公益財団法人日本国際教育支援協会」が保証機関となり、本人が返済できない場合は、保証人が返済する事になります。

機関保証の場合は、毎月の奨学金返済額の中から、一定の保証料の支払いをする事になります。

連帯保証人と保証人の違いですが、一般的な連帯保証人と一緒で本人が支払いできなかった時に、借金を肩代わりするのに、

  1. 催告の抗弁権 借金の督促を先に債務者本人にするように抗弁する事。
  2. 検索の抗弁権 債務者本人の財産を差し押さえるために、資産確認するように抗弁する事。
  3. 分別の利益 保証人の数に応じて、負担割合を分ける事。

この3つが認められるか、認められないか??の違いです。

保証人は3つの権利が認められるのに対し、連帯保証人は認められないという事になりますので、債務者本人が返済できなかった場合は、すぐに借金返済を求められますし、連帯保証人が複数人いても、それぞれに対して全額の返済を求められる事になります。

親子で自己破産するケースが目立つ奨学金の問題

上記のとおり、父母の場合は、連帯保証人となるため、ある意味債務者本人と同等の責任を背負う事になり、返済にも責任を持つ事になります。

しかし、子供が返済できない場合は親が支払いできれば良いのですが、そもそも奨学金の制度上、経済的な理由で借りるケースが多いので、親が返済できるほどの資力がない場合も多いのです。

そんな中で、子供が奨学金を含めた借金を自己破産するケースも多く、その場合でも連帯保証人となる父母の責任が消えるわけではないので、一緒に自己破産してしまうという事もあります。

奨学金については、返済に苦しむ若者が増加した事もあって、延滞金の利率を10.00%から5.00%へ引き下げたり、年収300万円以下の方に返還を猶予する制度の利用を5年から10年に引き伸ばしたりして、返済しやすい環境整備をしているものの、自己破産が増えています。

理由としては、

  • 非正規雇用が増えている雇用状況
  • JASSOの回収が以前よりも強化されている

という事があるみたいで、給料の差し押さえや強制執行をされたケースも目立っているようです。

いずれにしても、せっかく大学を出ても非正規雇用となったとあれば、返済目処がたたず猶予を受けるという方も増えて当然です。

制度改革も重要ですが、雇用拡大や就職率を高める工夫がなければ、いつまでも同じ事が続くだけだと思いますので、本当の景気回復は、このような問題が改善されない事には難しいのかな??という印象ですね。

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