ハマキョウレックス事件が大阪高裁で判決 今後最高裁へ上告するのでしょうか?

東証一部上場企業の物流会社、ハマキョウレックスの大阪高裁の判決が出ましたね!

一審判決が大津地裁で出ていた判決が、正規雇用と非正規雇用における通勤手当の格差は違法であると認めた判決について、大阪高裁で争われていた件ですが、正社員に限定した一部手当の支給は違法であると改めて判断を示しました。

一審判決では、通勤手当のみでしたが、高裁の判決では通勤手当、無事故手当、作業手当、給食手当、住宅手当、皆勤手当、家族手当のうち、4つの手当については、正社員と同様に非正規雇用でも支給されるべきという判決が出ました。

運送業界では、ハマキョウレックスのような手当の支給方法は通例になっているようで、今後業界全体に影響する可能性を原告代理人の中島光孝弁護士は語っています。

今後、最高裁まで上告するのかに注目が集まります。

ハマキョウレックス事件とは??

おさらいで、ハマキョウレックスの今回の事件概要を紹介したいと思います。

滋賀県彦根支店の契約社員、池田正彦さんは、ハマキョウレックスと運転手として半年ごとに更新する雇用契約を結んでいたのですが、正社員に対して支給される通勤手当、無事故手当、作業手当、給食手当、住宅手当、皆勤手当、家族手当のうち、通勤手当の一部のみ支給されていました。

また、正社員と同様の仕事内容にも関わらず、時給制という事もあり、正社員との格差がある事が労働契約法に違反するという事で大津地裁に訴えていました。

労働契約法によると、20条で

「有期労働契約を締結している労働者の労働条件が」・・非正規雇用

「期間の定めのない労働者の労働条件と相違する場合」・・つまり正社員

「その相違が、不合理なものであってはならない」

としていて、今回の争点にもなっているとおり、「業務内容の責任の程度」で判断する事になるそうです。

また、正社員には転勤や昇進といった人事異動も関係してくる関係で、非正規雇用とは違った「業務の配置や変更の範囲」という部分も関係しており、両方の観点で大津地裁と大阪高裁では判断が違ったという事になったと推測されます。

今回の大阪高裁では、通勤手当だけでなく、無事故手当、作業手当、給食手当についても支給されるべきという判決に至っていますが、一方で住宅手当などは認められないという事になり、一審、二審ともに業務の配置や変更の範囲というよりは、業務内容の責任の程度を重要視して、支給基準を出しているようです。

また、家族手当、定期昇給、賞与、退職金に関しては、労働契約法20条において判断せずという判示が出ていますので、正社員と同一の権利を有する地位にあるとの確認を求めることは出来ないとしています。

直近の長澤運輸事件と合わせて、契約社員の労働契約の立場を尊重している一方で、正社員と契約社員の間で、手当の差が出る場合は、きちんと合理的な理由がなければならないという事が明確になってきているようですね。

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